短調と長調の入れ替え(移旋)

 John Lodder one measure of "doctor gradus ad parnassum"

John Lodder
one measure of “doctor gradus ad parnassum”

長調で書いていた楽曲を、短調にアレンジしたいな~(またはその逆)と思うことありますよね。
調号を変えたり単純に移調することは簡単なのですが、いわゆる移旋するのって結構手間が掛かります。

でも大丈夫です。
Sibelius ならササッと移旋することができるのです。

実際の手順をご紹介します。

Sibelius で移旋する方法

まずは今回は長調の楽譜を用意します。
以下のサンプルは、ハ長調の楽譜です。(モーツァルト ピアノソナタK.545)

incmaj

 

移旋したい部分を選択します。
1

[音符入力] > [変換] > [その他] > [スケールの変換] をクリックします。
2

メッセージが表示される場合もありますが無視して進めます。
UserNotificationCenter

画面の左下で、現在の調を確認します。今はハ(C)の長調(イオニアン)なので、そのように選びます。
3-2

新規のスケールで、移旋後の調を選びます。今回は、ハ短調に変換してみようと思うので、C の 和声短音階を選びます。
5

[OK] をクリックします。
6

 

なんと見事に移旋完了です!!
楽曲がかなり寂しい雰囲気になりました・・・
7

 

調号はこの方法では変わらないので、適宜追加します。([記譜] > [調号] > Cマイナー)
8

 

色々な曲で試してみたくなりますね!!!

音階に様々なオプションがあるので、特殊な音階への移旋も可能ですね。是非使いこなしてみてください。

 

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