
John Lodder
one measure of “doctor gradus ad parnassum”
長調で書いていた楽曲を、短調にアレンジしたいな~(またはその逆)と思うことありますよね。
調号を変えたり単純に移調することは簡単なのですが、いわゆる移旋するのって結構手間が掛かります。
でも大丈夫です。
Sibelius ならササッと移旋することができるのです。
実際の手順をご紹介します。
Sibelius で移旋する方法
まずは今回は長調の楽譜を用意します。
以下のサンプルは、ハ長調の楽譜です。(モーツァルト ピアノソナタK.545)
移旋したい部分を選択します。
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メッセージが表示される場合もありますが無視して進めます。
画面の左下で、現在の調を確認します。今はハ(C)の長調(イオニアン)なので、そのように選びます。
新規のスケールで、移旋後の調を選びます。今回は、ハ短調に変換してみようと思うので、C の 和声短音階を選びます。
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なんと見事に移旋完了です!!
楽曲がかなり寂しい雰囲気になりました・・・
調号はこの方法では変わらないので、適宜追加します。([記譜] > [調号] > Cマイナー)
色々な曲で試してみたくなりますね!!!
音階に様々なオプションがあるので、特殊な音階への移旋も可能ですね。是非使いこなしてみてください。
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