前回は4分音符や8分音符などで音符の長さを理解した所で、今回は他の音符の長さ「付点」と「3連符」、それから「リズム」についてご紹介します。 え!まだ種類があるの!?と驚くかもしれませんが、どれも実際に聞いてみるとなじみのある音符ばかりですよ!
付点は音符の右側の小さな点
付点とは音符の右側につく小さな「点」のことです。
こんな形の点のことです。見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
この付点がつくと元の音符の半分の長さがプラスされることになります。
…. 「え!? Σ(゚ω゚)」
突然何のことかと思いますよね。大丈夫です。解説いたします!
付点がついている音符の長さは、元の音符 + 元の音符の1/2
例えば4分音符に付点がついたら付点4分音符(ふてんしぶおんぷ)となります。
この時の音符の長さは、
4分音符 + 8分音符 (4分音符の半分)
になります。
同じように、2分音符に付点がついたら付点2分音符(ふてんにぶおんぷ)。長さは、2分音符+4分音符となります。
つまり、付点が付いた音符の長さは、「元の音符 + 元の音符の1/2」になるということです。
付点はどの音符にもつけることが出来ます。これによってリズム表現の幅がぐっと増えますね!
3連符 – ちょっとイレギュラーな長さ
今までご紹介してきた音符はそれぞれ、全音符2、4、8、16、32分割ときっちりした数字で表すことができる音符ばかりでしたが、リズムの世界には、どうしてもこれらの音符では表現できない長さが出てくる事があります。
そんなときに利用するのが「連符」(れんぷ)です。
連符は3連符、5連符、7連符・・・とたくさん種類があるのですが、今回は一番有名な連符、3連符(さんれんぷ)をご紹介します。
以下のような音符が書いてあったら、4分音符を3等分した長さの音符を演奏します。
連桁の上に「3」と書いてあるのでこれが3連符だと見分ける事ができますね。
音符の長さとしては、4分音符を2等分した8分音符よりは短く、4等分した16分音符よりは長い音符になります。
独特のリズム感があって使用されることも多い3連符、手元に楽譜がある人は3連符があるか探してみてるといいですね。この機会に是非覚えてみましょう。
実際のリズムを聞いてみよう
では、これまで勉強してきたリズムを実際に聞いてみましょう!
まずは、全音符から32分音符まで順番に流れます。後ろに4分音符でメトロノームの音がなるので、参考にしてください。
聞き分けられましたか? さあ、次は付点が入ったリズムです。
では最後にみなさんよく知っているドレミの歌のリズムを聞いてみましょう。
どうでしたか? 付点のリズムが多く登場しましたね。
音符の長さまとめ
さて、前回と今回で音符の長さについてご紹介してきましたが、なんとなく理解できたでしょうか?
音楽の授業で一度は習ったことがあったかもしれませんが、なかなか覚えるのは難しいと思っていたかもしれません。
そんなみなさんにワンポイントアドバイスです。 音符は頭で考えるより体に馴染ませたほうが覚えるのが早いです。 この記事を参考に声に出したりしながら、リズム遊びの中で音符の仕組みを感じてみてくださいね。
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