楽譜作成ソフトのSibelius を購入してみようと思うけれど、色々バージョンがあって何を買ったら良いのか分からない…

そんな方のために、今回はSibelius 7 (7.5) とSibelius 7 Firstの徹底比較です!

簡単に言ってしまえば、機能が揃っている上位版がSibelius 7で、簡易版がSibelius 7 Firstです。(簡単)

詳しい機能の比較表はメーカーのWebサイトに記載されているのですが(www.sibelius.jp/products/sibelius_first/compare.html)、具体的に超重要(とリガラボが思う)ポイントをピックアップしてお伝えしていきます!

比較する製品

Sibelius 7 vs Sibelius 7 First

基本スペック

基本スペックの比較ですが、値段は大きく違うものの登録できる台数や付属するソフトにはあまり違いがありませんね!Sibelius 7 Sounds と Sibelius 7 First Sounds の違いについては こちら !

パソコンの動作環境

動作環境についてはほとんど同等ですね。
それぞれ付属音源を利用したい場合にはドライブ(ハードディスクやSSD)の空き容量が、Sibelius7:40GB、Sibelius 7 First:12GB必要になる部分が要注意ですね。ギガです!空き容量が少ないな~という方は予めチェックしておきましょう。

さて、それでは具体的な中身についてみていきたいと思います。

Sibelius 7 x Sibelius 7 First 機能比較9選

記譜編

その1 書き込める段数

ここは大きな違いです。Sibelius 7 は楽譜内の楽器数に特に制限はありませんが、Sibelius 7 First は16段までです。フルート+クラリネット+オーボエ+…と16個以上楽器が必要な楽譜の場合、書けません。
ちなみにあくまで”段数”なので、ピアノは上下段あるので1個の楽器で2段とカウントされます。ギターの音符表示+タブ譜も2段とカウントされます。
大スコアにはSibelius 7 が必要ですね。

その2 4弦のタブ譜

5弦のタブ譜はどちらのソフトも書くことができるのですが、Sibelius 7 First では4弦用のタブ譜を書くことができません。ウクレレ用のタブ譜が欲しい~という方は要注意ですね。
sib_ukulele

その3 [ピアノ譜向け] 上下段で繋がった音符

ピアノの楽譜でよく目にする、上下段で符尾が繋がっている音符ですが、これもSibelius 7 First では書けません。
sib_piano

その4 一部の移調楽器

移調が必要な管楽器などは元々Sibelius 7 もSibelius 7 First にも用意されているので、実音でも記譜音でも簡単に書き始めることができるのですが、Sibelius 7 First では用意されている楽器意外に独自でカスタマイズした楽器を作ることができません。
とは言っても、B管やC管のトランペット、B管・A管・Es管のクラリネット、アルトサックス、テナーサックス…などは用意されているので、メジャーな楽器であれば安心です。
ぱっと見、B管のホルンはSibelius First には用意されていないですね。他のB管の楽器を利用してしまえば書けるので、とっても特殊な楽器を利用したい方以外は特に問題ないでしょう。

大きな違いはこのあたりです!
もちろん以下のことはどちらのソフトウェアも変わりなくできるので安心してください。

入力編

その5 MIDIファイルを開く

MIDIファイルはSibelius 7 First でもSibelius でも開くことができます。
エレクトーンやキーボードなどで作成したMIDIファイルや、他のDAWを使って作ったMIDIふぁいるをSibelius で開いて清書ができるので安心ですね。
ただし、Sibelius 7 First でMIDIファイルを開いた場合、MIDIファイルのときに設定されていたノートベロシティ(個別の音符の音量)やノートのスタートポジションを変更することができないので、MIDIファイルの情報そのままになります。

入力の違いはこのぐらいで、後はほとんど同じです!

※FinaleやDAWのファイルをそのまま開くことはできないので、MusicXML形式かMIDIファイル形式に変換してから開きましょう。

再生編

その6 付属音源の内容

Sibelius 7とSibelius 7 Firstどちらにも付属のVST/AU音源が付属していますが、その内容に違いがあります。
音質についてはどちらも同じですが、Sibelius 7 First の方が含まれている音色の種類が少ないです。
例えば、

それぞれバイオリン…と言っても、ソロ用、アンサンブル用とそれぞれの人数や雰囲気に合った音色が用意されているのですが、Sibelius 7 First ではその種類が少なめです。
このように各楽器で音色の数に違いがありますが、音が再生できないわけではないので、細かくこだわりたい方以外には特に問題ありません。

その他大きな違いはありません!

書き出し編

その7 画像ファイルとしての書き出し

Sibelius 7では楽譜をグラフィックファイルとして書き出すことができるので、後でIllustratorなどで詳細を調整したい場合や、他のアプリケーションで利用したい場合等に便利ですが、Sibelius 7 Firstでは画像形式の書き出しができません。
イラレ操作必須の方はSibelius 7 にしておきましょう。

その他違いはほとんどありません!

ユーティリティー編

その8 ショートカットのカスタマイズ

Sibelius 7 First ではショートカットをカスタマイズすることができません。ほとんどのよく使う機能には元々ショートカットが設定されているので、それを覚えれば問題ないのですが、ショートカットが設定されていない機能にショートカットを設定することができないので、ちょっと不便な場合はあります。

その8 カスタマイズした書式の保存と取り込み

Sibelius 7ではフォントの大元の設定を変更したり、それを保存して他の楽譜へインポートすることができますが、Sibelius 7 First の場合はそのやりとりはできません。
個別にスコアファイルごとに変更するか、ひとつテンプレートとなるファイルを作成して、毎回それをコピーして楽譜を作成する必要があります。

その9 ルーラーの表示

Sibelius 7ではルーラーが表示されるので、細かく現在の位置を数字で見ることができるのですが、Sibelius 7 First では表示できません。
目分量、感覚であわせていきましょう。
sib_ruler

まとめ(独断と偏見)

さて、詳しくお送りしてきましたSibelius 7とSibelius 7 First の比較ですが、少し掴んでいただけましたでしょうか。
違いがあるような、無いような、そんなラインナップですね。
お値段は結構違うので、ソフト選びには迷うところですね。リガラボではずばり以下のようにまとめました。

Sibelius 7
  • オケ・吹奏楽など大編成のスコアを書く方
  • レイアウトは細かく突き詰めたい派
  • 特殊な楽器の楽譜を書きたい方
Sibelius 7 First
  • 上記のような機能が必要ない方
  • とりあえず譜面が書ければOKな方
  • 手ごろな値段で楽譜作成ソフトを始めてみたい方

参考にしてください♪

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